3話・美ヶ原 [信州ドライブ旅行]
5月20日の前半
この日は昔から行ってみたいと思っていながら
行くことがなかった美ヶ原と霧ヶ峰へ行く予定です。
部屋の窓から外を見たら天気は良さそう
諏訪湖湖畔・岡谷のホテルを張り切って5時頃出発。
美ヶ原へ行く途中にこんな案内があったのですが
どこに水戸浪士の墓があるのか分かりませんでした(5時40分)
この道も40年以上昔は、たしか有料道路で
白樺湖までは2度行ったことがありました。
木がほとんどない珍しい風景の小山に出あいます。
この日は長い間憧れていた美ヶ原の頂上に
行きたかったので、彼と別れて美ヶ原へ向かいました。
ついに美ヶ原の終点・山本小屋に到着します。
おもわず深呼吸をしたくなる風景
(山本小屋駐車場:7時)
頂上の「王ヶ頭ホテル」に宿泊しているようでした。
早起き人間の私一人だけで誰にも会わなかったのです。
聞いたことのない山の案内がありました。
時間はたっぷりあるので
さっそく牛伏山の頂上に向かいましたが
思ったよりも近くてすぐに着いてしまいました。
頂上からは、少しかすんでいますが前方に
北アルプスや昨日見れなかった御嶽山と乗鞍岳も見えて
左を見れば南アルプス甲斐駒ヶ岳、後を振り返れば八ヶ岳。
文字通り360度の絶景
目的地、美ヶ原の最高地点「王ヶ頭」に向かいます。
間もなく頂上、左は有名な「王ヶ頭ホテル」
美ヶ原高原の最高地点「王ヶ頭(2034m)」
ここからは日本百名山のうち
41もの山が見えるそうで本当に素晴らしい景色
実はもう一つの見どころ「王ヶ鼻」も予定していました。
しかもここからわずか20分のところなんです。
ところが
この日の朝は、腹も空いてなかったので
「山本小屋で食事をすればいいだろう」と思って
セブンイレブンに寄って来ませんでしたが
山本小屋に寄って聞いてみたら
泊まり客以外の一般客は10時頃からだったのです。
おかげで、牛伏山を下るころから腹が空いて
時々目まいがするようにフラついて
「もしもこんなところで倒れたら」と不安になっていました。
たぶん血糖値が下がっていたんだと思います。
こんなつまらない理由で「王ヶ鼻」を諦めてしまって
情けないやらバカらしいやら、自分に腹が立ちました
そして
山本小屋に戻るころ、この写真のあたりで
向こうから来た私と同じくらいの年の男性が
私に「あの山は富士山ですか?」と聞くんです。
残雪の美ヶ原(うつくしがはら)高原と
遠くにみえるのが八ヶ岳北部の蓼科(たてしな)山
私は詳しいフリをして
「あぁ、あれは蓼科山ですよ。
こちらでは諏訪富士とも言うようですけどね」
それからその男性としばらくのんびりお喋り。
やはり自分と同じ、昨年からの年金生活で
奥さんを大阪の自宅に置いて、クルマの一人旅でした。
お互いに自由なのんびり一人旅。
昔の旅の話なんかしたり聞いたりして、長い時間
お喋りをしてから美ヶ原をあとにして霧ヶ峰に向かいます。
霧ヶ峰に行く途中
また朝早く立ち寄った三峰山の近くの道まで戻りますが
このまま通り過ぎるのもなんだか未練が残ったので
また三峰山の山小屋のある近くの駐車場にクルマを停めました。
三峰山と山小屋
そのとき
ちょうど朝早く出あった栃木の佐野市から来ていた
男性が、三峰山を下山してクルマのところにいたんです。
またまたあちこち、この付近を歩きながら
30分ほどもお喋りをしてしまいましたが
私が
「そこの山小屋で食事をしてから
三峰山に登ろうかと迷ってるんですよ。
ただし今からでは、両方登るのは時間的にも
ちょっときついから霧ヶ峰の頂上は諦めますが」と言ったら
佐野市の男性は
「もう少し走ると霧ヶ峰ですよ。
せっかく北海道から来たのにもったいないですよ」
と言われたので
「三峰山に登りたい」という雑念を捨てて
フラつきも少し治まってきたので、この男性と別れ
予定どおり霧ヶ峰に向かうことになりました。
話が長くなったので
この日の後半・霧ヶ峰の話は次回に。
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