酷道「十石峠」付近

前回の南魚沼に続いて
5月の旅の思い出話になります。

長野県茅野市から埼玉県深谷市に向かう途中
国道299号、雪の「麦草峠」を通ってから
「十石峠」を通った話は旅の記事にしましたが

その後、埼玉県にお住まいのmajyoさんからいただいた
コメントで、この国道299号の十石峠付近が「酷道」と
言われていることを知ったのでいろいろと調べてみました。

酷道といわれる国道は全国に30以上もあるようで
あのとき、こんな道は「100万円やるから走れ」と
言われても「夜は絶対にお断り」と思ったものです。

しかし、こんな酷い国道を好んで走る
酷道マニアといわれる人達もいることがわかり
この国道299号の様子をマニアのブログや動画で見て
みましたが、なかには夜中や雨の中を走る度胸のある人も。

表現もいろいろありました。

関東の最恐国道
道路が途中で消えてしまうんでないかという不安
則面がオーバーハング

私も十石峠の手前、長野側のこのあたりを
走ってるときは道路がなくなってしまうんでないかと
不安で、来た道を引き返そうと思ったくらいでしたが
小さいクルマなのにUターンすら無理なようでした。

最初のころに、大型車通行止めの看板を見たときに
戻れば良かったのですが、まさかここまで
狭いとはまったく予想していなかったことです。

ようやく「十石峠」に着いて1台のクルマを
見つけてホッとしたのですが、そのクルマはすぐに
群馬県の方に向かって走り去ってしまいました。

 
あのときはすぐ後ろをついて行きたい気持ちでした。

対向車との衝突の心配よりも、携帯電話も通じない
クルマも通らない山の中の林道みたいな初めての道路を
一人で走ることの方が気持ちが悪かったのですが
おまけにカーナビが不調で音声も出なくて・・・

 

十石峠を越えて群馬県側に入ると
少し雰囲気が良くなってホッとしたのですが
それもつかの間、今度は落石があちこちに転がっています。

 

茅野市のホテルで寝ていたら、夜中にすごい雷雨で
目が覚めたくらいなので、麦草峠では雪が積もり
この十石峠あたりも相当激しく雨が降ったんでしょう。

狭い道路の山側には落石防止の柵やネットがありますが
その中は落石が何年分も溜まっているようで
どれを見ても落石がびっしり詰まっているんです。

 

その中でもドキッとしたのが「オーバーハング」
頭上3メートルほど、岩や石がいっぱい詰まった
落石防止網が車道までせりだしていたんです。

 

網が破れたらクルマ直撃間違いなし
（恐ろしくて写真を撮る余裕もなかったです）

 

もしも今度通る機会があれば
3日分の食料と水を積んで走らなきゃ

 

クルマが故障したら一大事です。

携帯は通じない、クルマは通らない。

クルマを捨てて歩こうと思えばクマが出る
（あとで群馬県上野村の住人にクマが出ると聞きました）

まぁいい思い出にはなりましたけど

 

タグ：十石峠 酷道 上野村 関東の最恐酷道

コメント 8

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酷道ってあるんですね。
男性でも怖々でしたら女性は無理ムリ。"(-""-)"
旅を思い出されて　マダまだ楽しめますね。

今日は　北見方面は酷暑ですね、お気をつけて。
明日は　もっと上がりそう！　北海道以南の気温を考えれば……でも暑い！！！
by cooper (2015-08-04 06:40) 

トップの写真が変わったようですね。今気づきました。
酷な国道は，昔良く走りましたが，やはり今はイヤですね。イワナ釣りなどの目的ではむしろボロい道の方が歓迎でした（余り人が来ないだろうと言う事で）。それ自体が好きな人もいるのですね。
妻を乗せていると，山道でちょっとくねっているだけで，怒られます。「こんな道を選んだアンタが悪い」と。
by Enrique (2015-08-04 06:42) 

山間部の狭い道の走行ヒヤヒヤしますね。
対向車が来なければ幸いですが、すれ違い出来ないとどちらかがバックですからね。
by sarusan (2015-08-04 13:40) 

cooperさん　こんにちは～

昼間なのに、1時間以上走ってたった1台か２台の
クルマを見ただけです。世の中にこんな国道もあるんですね。
こんな道路と知っていたら、そんなに不安も感じなかった
かもしれませんが、どうなるかとヒヤヒヤしながら走りました。

天気予報もピリッとしなくて、昨夜の段階では
明日からは天気が崩れそうなこと言ってましたが
お昼の予報では晴れ間が出そうなこと言ってました。

明日から雨降りばかりだと思ったので、今日はしっかりと
にころ山登りに行って大汗をかいてきました(´∀｀）
by プー太の父 (2015-08-04 15:18) 

Enriqueさん　こんにちは～

トップの写真は月に一度くらい入れ替えをしていました。
これが国道ではなくて、県道かなにかの田舎道をのんびり
ドライブなんて気持ちで走っていれば、そんなに
驚いたり焦ったりすることはなかっと思いますけどね。

私の若いころの北海道の国道には、まだ砂利道はけっこう
残っていましたが、こんなクルマ1台がやっと通れるような
狭い「酷道」なんていわれるような国道はなかったです。
本州の山間部は、ギリギリのところを選んで
道路が作られているようなところが多いですね。

by プー太の父 (2015-08-04 15:32) 

sarusanさん　こんにちは～

そちらは今日も暑いのでしょう
多治見市の名前が毎日テレビに出てますからね～

北海道に住んでると、狭い道路を走る機会はまったく
ありませんけれど、本州各地には今も狭い道路が多いですね。
諏訪湖の近くでも民家がたくさん並んでいる住宅街を
走りましたが、軒先が車道にかかってるんでないかと
思うような雰囲気の道路もありました。


by プー太の父 (2015-08-04 15:42) 

私は今年はこんな夏なのですぐにはいけないのですが
御巣鷹山へ4度目の慰霊登山したいので
佐久へ出るには(思い出の場所)ここを通らなければなりません
動画なんか見ましたが、わかりません。
一番気になるのは、対向車がいた場合に退避所がいくつも
あるかどうかです。岩手の山の中でかなりバックして戻った事が
あるので、とても不安ですが、対向車が無ければ良いのにね。
携帯つながらなかったのですか？
上野村にはもう店もほとんどないので、食料もいりますね
オーバーハングの道路なんて怖い。
今年の夏は無理かなあ・・・・・
埼玉は県道でもすれ違えない道が多く、秩父も要注意のところが多いです。北海道の道とは違いますね
by majyo (2015-08-04 17:32) 

majyoさん　こんばんは～

あのとき教えていただいたおかげで、こんな国道が
国内にはまだたくさんあることが分かりました。
御巣鷹山へは3度も行ってるんですね。

退避所はまったくなかったと思いましたけど
あまり対向車の心配はいらないと思いますよ。
滅多にクルマも走らないと思います。
それよりも私が通ったとき、群馬側は道路に転がる落石が
邪魔で、タイヤで踏まないように神経を使いました。
石が尖っているようなので、踏んでタイヤ破損が嫌でした。
大雨のすぐ後だったせいもあるかと思います。

それと山側の落石防止柵などがたくさんありましたが
オーバーハング状態の場所にはびっくりしました。
もちろん他の場所にも危険なところがいっぱい。
国道なのに、よくもこんな状態でクルマの通行OKなんて
もしも落石の事故が起きたらどうするんだろうと
思いながら走ってたので、とても長い時間に感じました。

御巣鷹山に登ってそのまま佐久に行きたいのですね
長野側は落石の危険なところがないので、群馬側だけ
十石峠まで落石に気をつけながら走れば大丈夫でしょう。
ただし大雨などのあとはすぐに通らない方がいいですね。
auの携帯電波はまったくゼロの状態でした。

ぜひ、いつかは一度走ってみてください。
私もまた、そのへんまで行ったら通ってみたい
気持ちもあります。怖いですけどね(´▽｀*;)


by プー太の父 (2015-08-04 19:01)