退職後は規則正しく週に一度図書館へ通っていましたが
借りるのはあい変らず、ほとんど旅と山の小説や雑誌が中心です。

だいたい10冊ずつくらい借りてきます

 

読書を楽しむために、夜は8時前には布団に入り
それから眠たくなる9時半ころまで、ラジオも消して
シーンと静かな布団の中でひたすら本に集中するのです。

 

数年前に映画で観た「剱岳・点の記」はいい映画でしたが
原作・新田次郎の「剱岳・点の記」の文庫本を借りて読んでみました。

それが面白くて面白くて、あの映画もいい映画だったのですが
本を読んだ方がずっとリアルでスリルと迫力があったものですから
いまは北見図書館にある新田次郎の本を全部読んでみようと思って
布団の中でせっせと読み続けているところであります。

 

これは先週のうちに読み終えて

こんどはこれを借りてきましたが
図書館の倉庫から出してくれた古い本は
紙が茶色になってるので、すごく読みにくそうです。

発行年を見たら40年以上前の本もありました。

森村誠一や梓林太郎の山岳推理小説も面白いのですが
さすが山岳小説の大先輩、新田次郎は素晴らしいですね。

読書にのめり込んでしまうと、いつの間にか
自分が谷川岳の「一の倉沢」に入り込んで、岩壁登攀をして
滑り落ちそうになったり、アイガー北壁やマッターホルン北壁を
登りながら、はるか下を見て目が回りそうになったりと

すっかり新田次郎の世界の主役になってしまうんです。

不思議なものです。登山に興味のなかった若いころは
新田次郎の本にはまったく興味がなかったのに。

小柳るみ子の歌にありましたね
「今さらジロー」って。

自分も「今さら次郎」になってしまいました#59120;