この一週間のあいだに大きな吹雪が2回
そして比較的小さな吹雪が1回と、週に3回も吹雪いたので
積雪は1メートルを超え小樽や留萌を抜いてしまいました。

昨日と今日は晴れて暖かくなったので
ピーク時には113センチまで増えた積雪も
現在は104センチと少し減ってきたところです。

これで道内の市の中では北見がトップかと思ったら
夕張市の110センチについで2位の積雪量でした。

ちなみに北海道全体の積雪では、やはり同じオホーツク地方で
斜里町ウトロ(知床のオホーツク海側)の180センチがトップ。
2位は羅臼町(知床の根室海峡側)でした。

 

せっかくたくさん雪が積もったので
今日はあまり雪が積もらない南国のみなさんにも
冬の北海道の運転を味わっていただきたいと思います。

特別企画#59005;

北海道の雪道を体験しよう#58945;

 


ドライブレコーダーで

記録した写真を見ながら、運転席に座って
ハンドルを握ったつもりで写真を見てください。

それではさっそくスタート#58974;します

我が家の近くの三叉路
この右の雪山から右折ですがまったく見えません。

右から急にクルマが出てこないか気を使うところです。

それでは右折開始しま~す

恐る恐る超ノロノロ運転で右折。
ここで
「前が見えた、クルマは来ない。ヤレヤレ」な~んて
安心して気を抜いてはダメですよ。

ほーら#59138;

わずか5メートルほど先の右から
女性の運転するクルマが曲がって出てきましたね。

これは
私がミミズが這うように、ソロリソロリと走っていたから
これだけ余裕があるんですが、もう少しきびきびと走って
2~3秒早かったらヒヤ~~~ッ#59138;とする場面なんです。

このへんは、左右をよく見ないで出てくる
女性ドライバーが多いので本当に気を使うんです。

そして前のクルマがまっすぐ走るのかと思ったら大間違い。

この雪山のなかに左折する道路があるんです。
前のクルマは雪山に消えてしまいましたね。

まるで迷路のようなところがあちこちにあって

余談ですが、先日の大吹雪の後
我が家の近くに生協のクルマが停まっていて通れなかったので
少し遠回りしたら雪山で建物が見えずらく、大雪のため景色も
変わってしまったために、我が家が分からなくなってしまいました。

それから少し走って、通行量の多い道路に出るのですが
ここにも左右は高さが2メートルほどの雪山が待っています。

特にこの右の雪山が邪魔なので右折は一苦労。
この道路は遠慮しないでスピードを出すクルマが多いので
こっちから出るときは本当に嫌なところです。

10センチほど出ては左右をキョロキョロ#59025;
これを2回か3回繰り返して慎重に確認しながら合流します。

こうして大きな道路に出ましたが、この道路は
クルマの通行量が多いので雪が解けてビシャビシャ。

普段は片側2車線の広い道路なんですが
1車線は除雪した雪置き場になっています。

これでもこの冬は
二度もダンプカーで排雪してるんですよ。

そして次の町内に入ってみますが、ここも道が
細いうえに、上り坂や下り坂がすごく多いところなんです。

 

この住宅街を抜けようと思って少し走ると
三叉路に突き当たりますが、ここがまた大変。
狭くて左右が見えないうえに上り坂なんです。

こういうときは4輪駆動だといいんですが
私のクルマは2輪駆動(FF)のため
一時停止のところで止まって、発進しようとしたとたん
前に出ないで「ずるずるずる~」っと後退してしまいます。

しかし、前のデミオとは大違い#59140;

前輪駆動でも横滑り防止機能ががっちり利いて
二度目のトライで大きな道路に出ることが出来ましたが

このとき

横滑り防止装置のなかの
「トラクションコントロール機能」が作動して

雪や氷の滑りやすい路面の登り道なのに、コンピューターが
駆動輪の空転を防止して、発進しやすくしてくれたのです。

こうして住宅街の道路から出ましたが
この道路は少し大きい道路といっても
吹雪のあとなので、除雪車は真ん中を簡単に開けただけ
やはりクルマが普通にすれ違うような状態ではありません。

こんなとき
対向車が来ないときはセンターラインの上を走ります。
対向車が来たときは、お互いに少し広いところを見つけて
停車したり、譲り合いながら走るのです。

もちろん、雪山の中には脇道もたくさんあるので
急に飛び出してくるクルマもあるかもしれません。
いつでも止まれるようにスピードは控えめに走行します。

このような坂道はなるべく登り優先

 

どうでしたか、少しは
雪山の中の運転を味わえたでしょうか。

 

今日は人間ドライブレコーダーでした#59120;

注)皆さんはカメラ片手の運転など
絶対#59140;真似しないでくださいよ