朝晩は少し寒いくらいになりました。
今朝の気温はこの秋最低の6.5度
晴れの日の昼間はまだ20度超えています。



思いがけない所で故郷の写真

先日の弁当配達中、時々缶コーヒをいただいたり
お世話になっている80代後半位の女性Aさんの
お宅にお邪魔した時、壁に見覚えのある風景の
大きな写真に目に留まりました。

私がこの仕事に就いて8年間、ずっとお世話に
なっていたのに初めてこの写真に気がつきました。
こんな風景はどこでもありそうでしたが
もしかしてと思いAさんに聞いてみました。




あの写真はどこですか?
稚内の方の、あの~?あの~?・・・

これで確信しました。

あれはサルフツ村ですね~#59120;」
そうそうそう、サルフツ村#59138;この写真は
私が写したんだけどすごく気に入ってるの~



写真の場所は私の故郷の道の
駅にある資料館の写真でした。


これは私の撮った写真ですが、Aさんの家に
飾ってあった写真も似たような写真でした




Aさんは2~30年前に車で稚内市まで行ったとき
途中で撮ったこの写真がとても気に入ったので額縁に
入れて飾っておいたそうですが、まさか遠く離れた
北見のいつもお邪魔していたお客さんの家で自分の
故郷の風景に会えてびっくりするやら嬉しいやらでした。



ーーーーーついでに故郷の話をーーーーー






生まれ育った故郷はオホーツク海沿岸
天気のいい日は遠くにサハリンの島影が見え
ラジオからは道内の放送よりも大きな音で
ロシア放送も聞こえ、午後からはDJのロシア語と
ソ連という共産圏のイメージには似合わないような
テンポのいいポップス系の音楽も流れていました。

まだ小さいころ、雨が降るたび
ソ連の放射能が降ってくる」なんて
子供同士で言い合っていたこともあります。



サハリンはこんなに近く





たまぁに思い出してみると、荒涼とした宗谷地方
らしい風景は北見の方にもない雰囲気で魅力も
ありますが、冬は暴風雪が多く、秋は大シケのたびに
怖い思いをしたので、大人になったら二度と故郷の家の
ように海の傍には絶対に住みたくないと思っていました#59120;
家から波打ち際まで150mほど。父はサハリンからの引揚者