- 故郷の話
古い写真や領収書などを利用した
「プー太の父の資料館」をオープン#59131;
あまり記事ネタもないので過去に公開した
写真を使って私の好きな昔話をします#59120;
「プー太の父の資料館」をオープン#59131;
あまり記事ネタもないので過去に公開した
写真を使って私の好きな昔話をします#59120;
故郷の海の風景
下の写真は私が4歳のときのものですが
当時はまだ帆掛け船が全盛の時代です。
父も漁師をしていたので海辺に住んでいましたが
晴天の日には遠くにロシアの樺太(サハリン)の
山並みが見え、ラジオを入れると日本の放送と
変わらない位の音量でロシア放送が流れて来ました。
当時はまだ帆掛け船が全盛の時代です。
父も漁師をしていたので海辺に住んでいましたが
晴天の日には遠くにロシアの樺太(サハリン)の
山並みが見え、ラジオを入れると日本の放送と
変わらない位の音量でロシア放送が流れて来ました。
昭和29年7月
オホーツク海・父の帆掛け船の上で
オホーツク海・父の帆掛け船の上で
故郷には鉄道もなく冬期間はバスも走らないため
11月~4月の半年間、村は冬眠状態になります。
忙しい季節が終わったころ、世話好きだった父の
せいで家には遠来のお客さんが時々宿泊しました。
大きな行李を背負った富山の薬売りのおじさん
なんの商売か知りませんがビールの好きな関西弁の
太ったおばさん、きっと大阪から来たんでしょう。
そんな人たちが翌朝、口を揃えて必ずのように
「波の音であまり眠れなかった」と言います。
家があった場所・晴天の日は北にサハリンの山並みが見え
冬はもちろん流氷に覆われて真っ白の世界に変わります
1
秋の終わり頃から波の高い日が多くなってきますが
高い波のドーンという大きな音と、家の戸がガタガタ
するほどの振動が気になって眠れないようでした。
子供心にも私は、家に来た人たちはどうしてそんなに
眠れないんだろうと不思議でした。自分には規則正しい
波の音と適度な振動がとても心地良かったのですが。
こちらは一昨年の秋に帰省したときの写真
近くの道の駅まで足を延ばしてみました
近くの道の駅まで足を延ばしてみました
穏やかな故郷の海の写真ですが
大荒れになったときの海の恐ろしい形相?
冬になると猛吹雪が何度も襲ってきたので
高校を出て故郷を離れてからは、こんなところに
もう絶対に住みたくないものだと思っていました#59120;
大荒れになったときの海の恐ろしい形相?
冬になると猛吹雪が何度も襲ってきたので
高校を出て故郷を離れてからは、こんなところに
もう絶対に住みたくないものだと思っていました#59120;
今日はコメント欄を閉じています(__)