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故郷の海 [故郷の話]

この古い写真は私が4歳のとき、実に60年前の写真なんです。

私の乗ってる船は、漁師をやっていた父の船ですが
なんとマストがあるのです。

そして海を見てください、ぜーんぶ帆かけ舟なんですよ。

漁船の動力が機械化されたのはこの2~3年後かと思います。


昭和29年7月2日(オホーツク海)

02.jpg

 

このころはまだニシンが獲れていたころで、父も東北あたりから
出稼ぎにきた若い衆を何人か雇って漁をしていました。

たまーに小さなフグも網に入ってるのですが
売れないからか料理が面倒なのか
浜に捨てられてカモメやカラスの餌になってしまうのです。

海から上がったばかりのフグは、腹をふくらませてポンポンに
なってるのですが、そのフグを石に向かって投げると
パーンといい音が出るのが面白くてよくやったものです。

食べるとすごく美味しいのですが
あまり食べさせてもらえませんでした。
きっと毒もあるので料理が面倒だったのかと思っています。

それにしても石にぶつけて破裂させるなんて
ずいぶん残酷な遊びをしたものです
[ふらふら]

 


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マザーグース

プー太のお父さん、こんばんはぁ(^-^)/

フグを石ころに、、、可哀相な事をぉ、、、(・_・、)
【フグ】と言えば、
だいぶ以前…旅行先の能登島で、小さなフグを見つけましたヨン♪
娘達が子供だったので、透明のコップに入れて暫く見ていましたぁ~
とても小さいのに、お腹をしぼめたり。。。
ちょっとコップを叩いて驚かすと、プクゥ~っとお腹を膨らませたり♪
とても可愛かったです(*´▽`*)

可哀相なので、その後は海へ戻しました■D\(^^

身近に見る事が無いだけに、とても新鮮でしたが、
漁師さんにとっては、当たり前の様にいつも身近な存在だったんですね。

by マザーグース (2013-12-17 19:38) 

プー太の父


マザーグースさん こんにちは~

本当に可愛そうな遊びをしたものです (; ̄д ̄)
コップに入るなんて、ずいぶん小さなフグだったのですね。

私の遊びの被害に遭った可愛そうなフグさん達は
小さいとはいえコップには入らない大きさでした。

冬になると体長1メートルもない小さなサメも
砂浜に打ちあげられたり、夏は熱帯魚のような魚も見たり
いろいろ珍しい魚も見たものです。

海の思い出では、なんと言っても流氷が一番ですけど
またそのうち
流氷の思い出話もしたいと思っています (*^-^)




by プー太の父 (2013-12-18 13:12) 

ももこ

こんにちは。
昭和29年のお写真 貴重ですね。
帆かけ船で漁をされていたとは。。
私も子供の頃は トンボや蝉を捕まえて いました。
昆虫セットという ものが 売られている時代でした。
今思うと 残酷なことですね。
by ももこ (2013-12-18 13:32) 

プー太の父

ももこさん こんにちは~

子供のころは、写真機を持っている人は
お金持ちの人だけだったと思いますので
自分の映っている写真はこれが一番古いようです。
のどかな風景にも見えるでしょう (^―^) 

そういえば昆虫セットというものがありましたね。
私はフグをいじめて
残酷な遊びをしてたのに虫は少し苦手でした。

魚釣りの餌にミミズを針に刺すときは
子供心にも、あまりいい気持ちはしませんでしたね。


by プー太の父 (2013-12-18 14:28)