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第8話 群馬県沼田市 [黒い玉手箱]

黒い玉手箱
(愛知県在住時代の若いころの思い出話) 

2年間に渡って書いてきた40年ほど前の思い出話ですが
最後は、愛知県から北海道に帰る様子を思い出しています。

 

昭和48年7月28日(愛知県豊田市を出発して3日目)

高崎、前橋、渋川を通って沼田市に着きました。

 

この沼田市に着いたとき思い出したんです。

あれはまだ中学生のときでした。
少しの間ですが文通していた相手がこの街にいたのです。

あぁもちろん女の子ですよ[黒ハート]
中学生になって男同士で文通なんて気持ち悪いですからね。
2~3回手紙をやりとりしてから写真を送ってくれたのです。
美人ではなかったけど、丸顔でぽっちゃりして可愛い子でした。

こりゃぁ私も写真を送らなくちゃと張り切って送ることにしたのです。
顔には自信があったのですが??どうせ送るなら
一番良く写ってる写真と思って、1枚選んで自信を持って送ったのです。

し・し・しかし[exclamation×2]

それからぷっつり返事が来なくなりました[もうやだ~(悲しい顔)]

フラれたと思いこんでいましたが、郵便配達員が配達が
面倒くさくなって、どこかにポイと捨ててしまう事件もあったので
もしかしたら私の写真は相手に届かなかったのかもしれませんけどね。

あのまま文通が続いていたらこの街で初対面
そして恋の炎がメラメラと燃え上がって[揺れるハート]
きっと、そのまま沼田市に住みついていたでしょう・・・

 
そんなに世の中うまくいきませんね~[わーい(嬉しい顔)]

その沼田市を後に、片品村を通って日光へ向かいます。


第8話に続く


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