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第2話 奈川度ダム [黒い玉手箱]

前回の馬籠宿と妻籠宿の記事を公開した後P5180002.JPG

家にるるぶの雑誌があったことに

気が付いたのでちょっと読んでみました。

馬籠宿は、小説家島崎藤村が幼少時代を

過ごした地と書いてあります。

そう言われてみるとそうだったかと

記憶もあいまいになっています。
 

雑誌の写真を見ると馬籠宿は石畳の坂道があるのですが
自分も
確かに坂道を歩いた覚えがありました。

ですから馬籠宿は立ち寄ってきたと思うのですが
妻籠宿は素通りしてきたのか、それとも両方とも見たのかは
はっきりしません。今思えば写真の裏に撮影場所など
メモ書きでもしておけば良かったと残念に思います。

 

写真はるるぶをコピー
馬籠宿の写真には文学の香り漂う石畳の坂道
と書かれています。

P5180018.JPG

 

それでは前回の続き第2話を始めます

中山道から出て県道に入り、上高地に向かう途中
前方は乗鞍岳や立山連峰、左に木曾の御嶽山
後ろは駒ヶ岳などの木曾山脈、どちらを見ても3,000m級の山景色。

あの頃は登山など興味はなかったのですが
こんな山の風景が大好きで
いつか一度は信州に住んでみたいものだと思ったものです。


写真はるるぶをコピー

img001 (2).jpg

 

中山道(国道19号線)から走ってきた県道が終点になり
信州松本と飛騨高山を結ぶ国道158号線に入るところ
だったと思いますが、大きなダムが見えて駐車場もありました。

きっと景色もいいので、このダムのところで休憩して
ドライブ旅行の記念写真に父を写したのかなと思います。

ネットで調べてみたら
国道がダムの上を走る全国でも珍しい道路のようです。

黒部ダムに続き国内2位の大きな
奈川度(ながわど)ダムと亡き父(平成3年他界)

04.jpg

安曇三ダムと言って、水殿(みどの)ダム
稲核(いねこき)ダム奈川度(ながわど)ダムがあるようですが
私がクルマを停めたところは一番大きな奈川度ダムだったのです。

当時はダムと言えば

映画「黒部の太陽」などで
黒部ダムを知ってる程度でしたが05.jpg
この奈川度ダムは
当時高さ186mの黒部ダムに続く
高さ155mと大きなダムだったようです。
(現在は3番目)

古いパンフレットのダムの写真は

安曇ダムと書いてありますが

たぶん奈川度ダムなのでしょう。

 

そしてこのダムを過ぎるとすぐに
今も忘れられない、珍しい雰囲気のトンネルを通りました。

長いトンネルをしばらく走ると
トンネルの中は三叉路になっていて信号があったのです。
トンネルの中に普通の信号が設置されているなんて初めてのこと
もちろんその後もこんなトンネルを見たことがありません。

上高地方面はそのまま、まっすぐ走ればいいのですが
この信号を左折すると乗鞍岳へ向かうようでした。

さすが、日本一の山岳地帯の雰囲気がいっぱい
ここは信州長野県だと忘れられないトンネルでした。
もしかしたら建設して間もなかったのか
トンネルの中は明るくきれいで広く、都会的な感じだったのです。

あのとき、ずいぶんトンネルが多い所と思っていたのですが
いま地図を見てみると、奈川度ダムあたりから上高地まで
たったの20キロほどで8か所ものトンネルがありました。

 

妻籠宿、馬籠宿を見て奈川度ダム.jpg

この奈川度ダムまでの距離は

私の住んでいた豊田市明和町から

約180キロ

このあたりで一日目は

もう午後の3時か4時頃に

なっていたと思いますが

あと20キロほど走ると

最後のトンネル「釜トンネル」。

釜トンネルを出ると、この旅で一番楽しみにしていた

二度目の上高地です。

 

第3話に続く

 


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マザーグース

プー太のお父さん♪

おはようございます(^-^)/

『奈川渡ダム』での記念写真。。。車のキャリアに載せた大きなお荷物♪
古き良き時代のセピア色。。。素敵な1枚ですネン!!
お父さんとの楽しいお喋りが聞こえてきそうですぅ~~~

私も先日、秩父の『正丸トンネル』を通りましたが…
山を削り抜いて作られた『トンネル』。。。
山脈地帯が多い日本には、とても沢山トンネルが有るのでしょうね('-'*)
トンネルの中の『信号機』にも、、、驚きました(O_O)

次の『第3話』も楽しみに待ってまぁ~す!


by マザーグース (2014-05-21 10:03) 

プー太の父


グースさん こんにちは~

全財産?をクルマのトランクだけでは足りなくて
屋根の上にまで乗っけて、愛知県から撤退で~す。
荷物は大きいですが中身はガラクタばかりですよ(´∀`)

このとき、たくさんトンネルを通ったのですが
記事にしたこの信号があったトンネルの中は
とても明るくて広くて、他のトンネルと違った雰囲気で
信州の旅情をかき立ててくれました。

山岳先進地とでもいう雰囲気でしたね。
またの訪問をお待ちしていま~すヽ(^-^ )
by プー太の父 (2014-05-21 17:05)