木曽路のバスツァー [黒い玉手箱]
ようこそ41年前の木曽路を走るバスツァーへ
「みなさん待ってましたよ~」
さて本日は41年ほど前の信州木曽路を走る
バスツァーに参加下さいましてありがとうございます。
今日は特別におんたけ交通さんから
41年前に木曽路を走っていた
大変古いバスを無料で借りてきました。
私プー太の父が運転手兼ガイドをしますので
今日はゆっくり木曽路を楽しんでくださいね。
さぁみなさん早く乗って下さいよ~
秋の木曽路のバス旅行出発でーーす。
初めの古い(41年前)パンフレットの山は
有名な木曽の御嶽山(おんたけさん)ですが
ちょうどバスの中からも見えますから後ろを見て下さい。
すばらしい雪景色でしょう
あれが木曽の御嶽山(御岳山とも言う)ですよ。
遠くから見てるだけではつまらないですね
せっかくだから木曽福島から中山道
(国道19号線)を出て御岳山の近くまで行ってみますか。
言い忘れましたが私は大型1種の免許しか持ってないので
本当はバスの運転は出来ないのです
もちろん警察には内緒ですよ
私の座席の後ろにあるクーラーボックスに
口止め料の飲み物がたくさん入ってますので
好きなだけ飲んでくださいね。
乗客のみなさん
「ところでこの上り坂、こんな古いバスで大丈夫かね~」
古いバスさん
「何を心配してるんですか
私は若いころあちこちの高原を走り回ったんです。
高速道路ばかり走ってるそのへんの
へなちょこバスと一緒にしないでくださいよ
さあ登りますよ~ナンダ坂コンナ坂ヤッホー」
さすが、おんたけ交通一のど根性バスと
言われただけあって元気がいいですね。
見かけはボロボロでも性格は明るいし
みなさん安心して山の風景を楽しんでくださいよー。
ここはもう御岳高原ですよ、いい風景でしょう
もう少し奥までバスを走らせますね、ここは開田村。
開田村と言ったらこれも有名な開田高原があります。
今は懐かしい木曽福島町も開田村も
その他の村などと合併してしまったので現在は木曽町と
言うようですが、思い出の地名が変わるのは少しさびしいですね。
橋を見て下さい、今にも落ちそうな木で作ってありますが
私が子供の頃は田舎の国道も木の橋でした。
この辺はどこへ行っても御嶽山が主役ですね。
それではまた中山道(国道19号線)に戻って
今度は反対側にそびえる駒ヶ岳の裾野、木曽駒高原に向かいますよ。
いい風景でしょう、山ガールさんもうっとりして眺めていますね
そのときの若い私なんですが
この時の風景が本当に気持ち良くて、今もすごく記憶に残っています。
さて木曽町のすばらしい高原巡りも終えて
バスはツァー最後の地、上松(あげまつ)町に入ります。
この町も木曽福島との合併の話があったのですが
住民投票の結果、合併しないということになったようです。
上松町の景勝地と言ったらもうここです、その名はねざめの床
ねざめの床は岩と木曽川の水流で出来た自然で
大正時代には国の名勝に指定されていたそうです。
さあみなさん腹も空いたでしょう
今日のバスツァーの最後は
おんたけ交通直営のドライブインで昼食です。
今日は「プー太とにころ山御一行様」の貸切ですから
ここでゆっくり飲んで食べて下さい。
さてそろそろみなさん食事も終えて
ドライブインから出てきましたね。みなさんだいぶ
飲みましたね~顔が真っ赤で、木曽路の紅葉みたいですよ。
今日はバスツァーに参加くださいましてありがとうございます。
あとは解散場所の名古屋駅まで走るだけ
途中には妻籠宿や馬籠宿などまだまだ見る
ところがありますが、またいつかの機会にして
名古屋駅に向かいますよ~みなさん揃いましたね。
出発しまーす
木曽路ぃめぐ~りのぉ~♪バスはぁはしるぅぅぅ~
おわり
あとがき(41年前の私もひとこと)
41年後の私が運転したバスの乗り心地はいかがでしたか
きっと心配で
のんびり風景なんか楽しんでられなかったでしょうね。
このドライブインでもらった1枚の古いパンフレット
いつかまた絶対来たいと思って持ち帰ったパンフレットでした。
それが41年後ブログの読者の
みなさんと一緒に来ることになるなんて
とても考えられないことでした。時代は変わりましたね。