免許証の思い出 第2話 [黒い玉手箱]
途中で川口の話などが入ったので
遅れてしまいましたが,今日は前回の続きを書きます。
文句ばかり言ってる自動車学校の先生に私はついに怒りが爆発 右足に力を込めてアクセルをぐぃっと踏んだら急にスピードが出ました。
先生はびっくりして急ブレーキを踏んで
クルマを止めて「何をするんだー」と怒鳴ったのです。
この話はこれからが面白くなりそうなのですが、しかし意外にもその先生
それからはまったく文句も言わないで静かになってしまいました。
文句さえ言われなければこっちも運転しやすいので
その後は運転も順調になって、そして路上教習も無事に終えて最後の日。
私は「お世話になりました」と型通りの挨拶を
先生は「試験は大丈夫だと思うけど一回くらい補習受けておけよ」
そんなもの受けなくてもと思いましたが,先生との交際費だと思って
一度だけ補習を受けてから名古屋で試験を受けました。
こうして名古屋で取った愛知県公安委員会と書いてある
思い出の免許証を、北海道に帰ってからも大事にしてたのですが
ある日警察の検問があったときに
その警官が「免許証の更新日がとっくに過ぎてますよー」
そんなことで再交付してもらった免許証から、愛知県の文字が
消えて北見になってしまいましたが、あのときは本当にがっかりしました。
顔写真の下の○○○のところに
愛知知県と書いてあったのですが
再交付のとき北見になりました。
いま思いだしてみると,なんで急に先生が静かになったのか
自分の指導が間違ってたと気がついて反省した
またやられたら困るから
どう考えてもこのどちらかしかないのです。
ついでに余談になります
仕事には必要はなかったのですが,北見に来てから大型免許を取ったのです。
その時の先生はすごくおおらかな人で路上教習のとき
ちょっと横向いて先生の顔を見たら,気持ち良さそうに居眠りをしていました。